指導しています。
それをいち早くカリキュラムに取り入れ、バーベキューがメインだったキャンプを、
理科の探究教室に切り替えた先駆的な学校があります。
水田のまわりで、鳴いているキリギリスの密度や、1匹が毎分何回鳴くかなど、調べます。
データから「キリギリスは何のために鳴いているか」への仮説を立てます。
あーすわーむでは、プログラム作りを一年前から担ってきました。
今夏は本番。女子中学一年250名に、いろいろな生きものを題材に、
疑問・仮説から検証法の考案と論証まで、体験してもらいました。
アメンボにアクリル絵の具でマーキング(個体識別)をして、「なわばりがあるか」を調べます。色を二色ずつ使えば、多くのアメンボにマーキングできること、違う池へ放す大胆な移植実験など、彼女たちの発案です!
(左)「乙女の滝」ではじける乙女たち (右)マーキングしたアリの行動に熱中する乙女たち
一年生には少しハードルが高かったのに、生きものが、なぜそのように「進化」してきたのか、とことん考え、ポスターを作って発表し、互いを評価し合うまで、頑張りました。
「ガって可愛い! 素手で捕まえられるようになった」など、若さゆえの柔軟さで、
生きものとも距離が縮まったことも収穫。
班ごとに白熱するポスター作りの時間。
疑問を明快にして、調べた動機から仮説検証まで、発表する力、そして聞く力も養われます。
彼女たちからは「楽しかったです!」というお手紙をたくさん頂き、
あーすわーむからはアフターケアとして、ポスターへアドバイスのコメントを送りました。
ポスター発表の再チャレンジの場である学園祭にもご招待いただき、
再会を喜び合い、学校との絆を深めることができました。
日本の学校教育現場、まだまだ希望が持てます!