2010年および2011年の解剖実習は、佐久市の長野県岩村田高校で行いました。
選択授業で、医療系進学を志望する女子が多く目立ちました。生徒たちの感想の中からいくつかを拾ってみます。
Aさん
動物たちが交通事故に遭う原因を作ったのは人間。その罪悪感から始まったが、しだいに実験材料として興味を持って見始めた。最後に、命の尊さをあらためて考えた。
Bさん
「死」というものを扱う怖さから始まった。その後、からだの構造や機能への興味関心へ。最後に生きたネコに聴診器を当てたが、その心音を聞いたときみんな笑顔だったのが印象的。
Cさん
ミンクの首の筋肉が発達しているのを見た。それは魚をくわえて運ぶためとのこと。動物たちのからだが、その生活に応じて進化してきたことを実感した。